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乳房再建について

[2025.08.15]

🕊 乳房再建という選択 〜あなたらしさを取り戻すために〜

こんにちは。院長です。

2013年に人工乳房を使った乳房再建が保険適応になり日本の乳房再建が変わりました。

それまでは美容のクリニックで高いお金を払って乳がんの術後にシリコン製の人工乳房を使った手術が、自費で行われておりました。手術時期を照らし合わせると、なんと、戦時中に日本が大変な中で乳房再建された方もいました。トラブルで取り出してみると、なかには使ってはいけない材料で再建されたり、とんでもない術式であったり、合併症で苦しんだ患者さんが当時在籍した大学病院に来たりしてました。そこで2013年から、国の指導の下で日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会なるもので管理しよりよい再建、合併症の管理など行われ、安全性と患者負担が改善されました。責任医師である自分も人工乳房による再建症例はすべて(匿名です)術式や合併症の有無など学会に毎年報告する義務があります。

前職の病院では、当時の院長の強い意向で乳がんの患者を乳腺外科医と形成外科医、リンパ浮腫認定看護師などが同じ外来ブースで診て、患者さんが安心して乳がん治療、乳房再建ができるようにとのことで外来棟の増築の際に建設されました。私は当時形成外科外来、乳腺外科外来(ちなみにICUの重症熱傷の個室も)などの設計を行いました。乳腺外科のブースも私が素案を作成して以前の乳腺外科の先生に提案しそれをもとに作成されております。その後、その先生も諸事情で退職され、以後は開業医の先生に非常勤で来ていただくなど、乳腺外科医の存在が不安定でした。ついにはいなくなってしまい、「もう再建することはないかな、、、、」と思っていた矢先に乳がん治療の大家であられる先生が昨年夏に赴任してこられ、乳がん治療が再開されました。私はその再建手術をお手伝いしております。この夏から再建手術が再度始まっております。

今回は「乳房再建」についてお話しします。


🌸 乳房再建とは?

乳房再建とは、乳がんの手術で乳房を失った方が、見た目や気持ちの回復のために行う再建手術です。

  • 「鏡を見るのがつらい」

  • 「温泉やプールに行けなくなった」

  • 「服を選ぶのが難しくなった」

そうしたお悩みに対して、見た目だけでなく心の回復を支える医療です。


💡 乳房再建の方法

乳房再建には、主に次の2つの方法があります:

① インプラント再建

人工のシリコン製のバッグを入れて、乳房の形を再現します。

  • 手術時間が比較的短い

  • 入院期間も短め

  • 現在は保険適用のインプラントがあります

② 自家組織再建

自分のお腹や背中の皮膚や脂肪を使って再建します。

  • より自然な質感

  • 一度の手術で完成する場合も

  • 手術時間・入院期間はやや長め


📅 再建のタイミング

  • 一次再建(乳がん手術と同時)

  • 二次再建(がん治療終了後、時期をおいて)

いずれも選択可能です。乳腺外科・形成外科との連携が大切になります。


💊 保険は使えるの?

はい。公的医療保険が適用されます。

  • インプラントによる再建(※厚労省が承認した製品)

  • 自家組織再建(皮弁移植術など)

さらに、乳房再建は「がん診療連携拠点病院」や認可施設で実施されることが多く、安心して治療を受けられます。


😊 最後に:あなたの気持ちを大切に

乳房再建は、「手術をすべきかどうか」ではなく、
「どう生きたいか」「どう自分らしくありたいか」
を大切にする選択肢のひとつです。

「再建までは考えてなかったけど…」
「話を聞くだけでもいいですか?」

もちろん、話を聞くことからで大丈夫です。


📞 ご相談はお気軽にどうぞ

当院では、形成外科専門医がカウンセリングを行い、一人ひとりに合った方法をご提案しています。
まずはお話から、一歩ずつ進んでいきましょう。

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