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傷あとの除去

当クリニックでは主に2 種類の方法できずあとに対応します。

① 手術

傷あとが線状もしくは切除し縫合できる範囲であり、形成外科指導医である院長が縫合したほうが、別の方法よりもきれいになる見込みがある場合に提案させていただきます。基本的に抜糸後はテーピング療法できずあとに対するアフターケアが大切です。治療が成功するかどうかは、手術半分、アフターケア半分と考えています。

② レーザー治療

赤みのあるきずあと

にVbeam2という色素レーザーで対応します。これは、血管内のヘモグロビンに作用し、傷あとの中の毛細血管をつぶすことで色調の改善が見込めます。また、盛り上がったケロイドなどに対しても有効です。

白く成熟したきずあと

主にダーマペンまたは EdgeONE という炭酸ガスフラクショナルレーザーで対応します。もともと真皮の深いところに達するキズであった場合にはきずあとが残りますが、その真皮成分に対して針またはレーザーエネルギーを加えることでコラーゲンやエラスチンなどの真皮の重要な構成要素の再構築を促し肌の再生を図ることで効果を発揮します。
どちらも複数回行うことで効果が見込めますが、炭酸ガスフラクショナルレーザーは施術後の赤みや色素沈着がしばらく続くことがあり、治療に長時間かかることがあります。そのようなダウンタイムが落ち着けば早くて1カ月毎に行うことができます。ダーマペンは針孔から様々な創傷治癒促進因子を導入することで改善をはかります。

頬のきずあと

治療前
フラクショナルレーザー照射後

しみ(外傷後色素沈着)を併発したきずあと

主に ハイドロキノンなどの美白成分を含有する外用剤やビタミンA ・ B ・ Cおよびトラネキサム酸などの内服を勧めております 。 アスファルトなどでの擦り傷で残った外傷性の刺青の場合には PICO レーザーが保険適応になることがあります。

 

陥没したきずあと

 

皮下組織と皮膚の間の傷跡(瘢痕組織)による陥凹(へこみ)に対しては、瘢痕組織を針などで剥がし、生じたスペースにヒアルロン酸を注入し再癒着を予防するサブシジョンを行います。

特に(ローリング型)ニキビ跡のへこみを改善させるために有効とされています。

 

治療は、局所麻酔(希望に応じ笑気麻酔も併用できます:別途費用が発生します)を行い、医療用の針を用いて皮下の傷跡を丁寧にはがして行きます。再癒着予防のためにヒアルロン酸の注入も併用できます。

※きずあとの程度によりますが、通常複数回必要になることが多く、施術間隔は1カ月ごとくらいに行います。

※施術ができない方:抗凝固薬内服など出血傾向のある場合・妊娠中・皮膚に炎症がある場合など。

1回施術後

施術前

 

 

 

 

 

 

 

記事監修医師
東盛貴光 院長

【経歴】

2000年 東京女子医大病院 形成外科入局

2001年 鹿児島市立病院 一般外科・小児外科研修

2011年 琉球大学病院 整形外科 手外科

2012年 東京女子医大病院 形成外科(手外科・熱傷センター責任者)

2014年 かりゆし会ハートライフ病院 形成外科 部長

2022年 貴クリニック 開設 院長就任

【主な資格】

日本形成外科学会 指導医・専門医 

日本レーザー医学会 指導医・専門医

日本熱傷学会 専門医

日本創傷外科学会 専門医

下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術 指導医・専門医

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