タトゥー除去
消したい刺青・タトゥーはレーザーや切開切除で除去
さまざまな色の刺青・タトゥーに対応
当院のピコレーザー PicoWay(ピコウェイ)
米国のレーザー機器の最大手 Syneron-Candela 社製(シネロン・キャンデラ)の
ピコウェイは国内初、厚生労働省より刺青除去を目的とした薬事承認を認可されたピコ秒レーザーです。その他にも CE マークを取得しており、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けております。
マルチカラーに対応
これまでは、Q スイッチルビーレーザーで対応できないマルチカラーのタトゥー・刺
青を消したい場合は、手術による皮膚切除を行う方法しかありませんでした。
しかし、PICO レーザーは色素粒子をより細かいサイズにまで破砕することが可能と
なり、小さく破壊された色素粒子は代謝機能により体外に排泄されやすくなった
ため、より少ない治療回数でタトゥーを除去することを可能としました。
さらにピコレーザーはナノレーザー治療の約半分の回数と期間で施術が完了するため、結果的にタトゥー・刺青除去にかかるトータルコストは安くなります。
Kirby-Desai Tattoo Removal Scale ~何回でタトゥーが消えるか~
海外の報告で、ナノ秒レーザー(当院ではさらに照射時間が短くて出力が高く効果的なピコ秒レーザーを採用)による検討ではありますが、おおよそ何回照射すればタトゥーが除去できるのか検討した論文があります。これによりますと、肌質・部位・タトゥーの濃さ・重ね彫りの有無・タトゥーのきずあとの盛り上がり・色でスコア化して算出されます。
①肌質(スキンタイプ):白人を1点、黒人を6点とします。日本人はおおむねスキンタイプⅣであり4点です。少し白い肌の方は3点、沖縄に時々見かける色黒の肌でも5点です。
②タトゥーの場所:顔1点、上半身(腕は肘から肩まで)を2点、腰からひざ上までを3点、両二の腕やひざ下(あしくびまで)を4点、手首や足首より先を5点とします。
③濃さ:これは客観的評価がむつかしいのですが、薄目を1点として最大の濃さを4点とします。
④重ね掘り:なしを0点、ありを2点とします。
⑤タトゥーによって生じたきずあとの盛り上がり:まったく無しを0点、多少の盛り上がりを1点、ある程度の盛り上がりを3点、ひどい盛り上がりを5点とします。
⑥色:黒は1点、黒と赤は2点、それに加えて他の1色で合計3色を3点、4色以上を4点とします。
※注意点として上表の右下にありますが、①治療前にあったタトゥーによってできたきずあとは治療後も残ります(色のみの治療です)。②ナノ秒レーザーでは黒以外は完全には消えません。当院のピコ秒レーザーでは赤と黄色は黒と同じ程度に反応し、青・緑・水色もだいぶ改善します。③白・ピンク・肌色は回数がかかります。
※合計15点以上の場合、ナノ秒レーザーでは除去が困難とされています。
スコアから予想治療回数を統計したのが下図になります。
当院のピコ秒レーザーがナノ秒レーザーの60%程度の回数と換算し表にしますと
スコア | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
ピコレーザー | 2.4回 | 3回 | 3.6回 | 4.2回 | 4.8回 | 5.4回 | 6回 | 6.6回 | 7.2回 |
従来のナノ秒レーザー | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 | 11回 | 12回 |
スコア | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
ピコレーザー | 7.8回 | 8.4回 | 9回 | 9.6回 | 10.2回 | 10.8回 | 11.4回 | 12回 | 12.6回 |
従来のナノ秒レーザー | 13回 | 14回 | 15回 | 16回 | 17回 | 18回 | 19回 | 20回 | 21回 |
となります。参考にしてもらえればと思います。
さらに、、、治療回数と期間を短縮したい場合には
貴クリニック式多重照射
を勧めております。
これは従来のナノ秒レーザー(スイッチレーザーやアレキサンドライトレーザーなど)によるタトゥー除去の有用な方法として海外ではよく知られている「R20 Mehod]という方法をピコレーザーに応用したものです。
① 麻酔クリーム塗布 20-30分
② 1回目照射(痛みを少々伴います)
③ 20分冷却
④ ②③をあと3回繰り返す。
⑤ 軟膏処置し終了
です。施術後のケアは通常と変わりありません。2012年からみられる海外の報告では、、、1回で消えたという報告もあります。
利点
・1回(1日)の効果が高い。したがって最終的な照射回数が減る。
・治療期間が短くなる。(当クリニックでも実感しております。)
・ダウンタイムはさほど従来の1回照射と変わらない。
欠点
・1日の治療時間が4倍になる。
・コスト↑(どうしても照射数が増え、施術者の負担も大きいためご容赦願いたく思いますがそれ以上の効果が期待できます。)
就学・就職まで、結婚まで時間がないけどメスを入れるような手術はしたくない!などの場合に最適な治療としてお勧めします。
タトゥー刺青切除および縫合・皮膚移植
早く確実に刺青を消したい方にオススメです
黒色や青色の入れ墨であっても、濃い色素を使っているものや、深い部分まで色素が
入っているものは、レーザー治療ではなく、最初から切除縫縮、剥削、皮膚移植などの外科的治療をご提案しています。外科手術で物理的に除去するので、確実に刺青を除去できます。
- なるべく早く消したい
- レーザーでの治療では消せないと言われた
タトゥー切除法はタトゥーが入っている部分の皮膚を切除して縫い縮める治療です。
小さいタトゥーや皮膚の伸びの余裕がある箇所であれば1度で取り除く事は可能です
が、大きな刺青や皮膚の伸びが少ないタトゥーの場合は、皮膚が足りないとケロイド
やひきつれが生じる要因になるため、2~4回に分けて3ヶ月に1回のペースの治療
になります。
就職や結婚、新しい環境に異動するため、レーザーや縫合などによるまとまった治療期間をあまり作れない方、広範囲の皮膚移植が必要な場合には連携しているハートライフ病院で入院の上、院長執刀で手術を行います。退院後は当クリニックで責任をもってフォローいたします。
皮膚を採取するところは擦り傷として治りますので、その傷あとが残ります。そのため、適応については時間をかけて相談して決めていきます。
料金表
※大きさは最大縦径×最大横径の面積で計算致します。
PICOレーザー
単色
施術名 | 1回 | 3回 | 5回 |
---|---|---|---|
1cm2以下 | 10,000円 | 27,000円 | 40,000円 |
5cm2以下 | 30,000円 | 84,000円 | 130,000円 |
10cm2以下 | 42,000円 | 120,000円 | 190,000円 |
30cm2以下 | 52,000円 | 150,000円 | 240,000円 |
50cm2以下 | 62,000円 | 180,000円 | 290,000円 |
100cm2以下 | 82,000円 | 240,000円 | 390,000円 |
150cm2以下 | 92,000円 | 288,000円 | 440,000円 |
200cm2以下 | 102,000円 | 300,000円 | 490,000円 |
10cm2追加毎 | 25,000円 | 69,000円 | 105,000円 |
※2色は単色の1.2倍、3色以上は単色の1.5倍
★貴クリニック式多重照射(1日で4pass)は上記費用の2倍。
切除法
施術名 | 通常料金 |
---|---|
4cm2以下 | 50,000円 |
5~10cm2 | 100,000円 |
11~25cm2 | 200,000円 |
26~50cm2 | 350,000円 |
10cm2追加毎 | 100,000円 |
皮膚移植法
施術名 | 通常料金 |
---|---|
25cm2以下 | 150,000円 |
26~50cm2 | 300,000円 |
51~75cm2 | 400,000円 |
76~100cm2 | 480,000円 |
10cm2追加毎 | 100,000円 |
※皮膚採取のない人工皮膚併用は価格の1.2倍