2024年の統計
2024年(令和6年)は開業3年目となりました。
個人的には愛娘の不幸もあり精神的につらい年となりましたが、体がもつ限り、何があっても診療は継続するという開業医の信念に基づき気力を振り絞って頑張ったつもりです。
また開業医として至らない点が多々ありご迷惑をおかけしたこともあり、叱咤激励を受けて年を越しました。それでも多くの患者さんにお越しいただき、大変感謝しております。
1月から12月までの診療日数は244日でしたが、その集計です。
新規患者数:2874人(1日平均11.8人)(前年比 -0.9人)
のべ診療数:9593人(1日平均39.3人)(以下同 -0.9人)
各種治療数は、、、
腫瘍摘出術:843件(-19件)
陥入爪:345件(処置254件、ワイヤーなどによる矯正91件)(+29件)
やけど処置:16件(-13件)
ケガの縫合:31件(-56件)
眼瞼下垂症:64件(+21件)
ダーマペン:73件(-123件)
hydrafacial:375件(-108件)
医療脱毛:868件(+39件)
IPL(光治療):497件(+39件)
医療ハイフ 45件(49件)
炭酸ガスレーザー:3245件(+1114件)
ピコレーザー:603件(+15件)
ヒアルロン酸注入:37件(+30件)
ボトックス注入:38件(-6件)
が主な施術でした。
急増した施術や新たに始まった施術です↓
下肢静脈瘤血管内塞栓療法:18件
わきが手術:32件
Tattooに対するPICOレーザー:67件
PICOレーザートーニング:76件
V-beamレーザー(色素レーザー)による赤ら顔、毛細血管拡張症など:298件(+162件)
マッサージピール:76件(新規)
ストロボフェイシャル:24件(新規)
プルリアルによるフィラー:17件(新規)
大変ありがとうございました。
分析
当クリニックでは画像解析装置(VISIA revolution)による肌分析を行うことで患者さん個々に合った的確な治療の選択と提案を行うことができ、ちょっと前までは万能と思われがちであったダーマペンは本当に適応がある方にのみ適用とすることで、その施術数は減りましたが、その他の施術が格段に増え、まんべんなく行われていることが分かりました。
もちろん、例えば肝斑がある場合のレーザー治療など、よほど慎重適応にならない限りは患者さんの希望の施術を行うことは可能です。
基本的に毛穴の洗浄が重要であることが多く、hydrafacialを勧めることが多いのですが、機器取り扱い業者の流通問題による消耗品の供給不足問題が通年してあったことが大幅な減少に表れております。現在は供給は安定化しつつはありますので、webなどからの予約を再開し、施術数も元に戻りつつあります。
他クリニックの色素レーザー(V-beam)保有施設が少なくなったため、当クリニックへ近隣皮膚科からの紹介や、ネット検索でお越しいただく患者さんが増え、その施術が急増していることも大きな特徴の一つです。人気機種となっており、滞らないようにマメに点検を機械業者にお願いし配慮しております。
医療脱毛件数もありがたいことに希望者が多いのですが、当クリニックのマンパワー不足により予約を制限せざるを得ない状況となっており増加数が少ないというのが正直なところです。この場を借りてお詫び申し上げます。しかしながら今回2名のスタッフ増員がなされたため、施術に関しても予約枠を広げていく予定ですので今後共宜しくお願い致します。
また、予約の患者さんの待ち時間短縮を図るべく、2024年4月より完全予約制とさせていただきました。これを受け、全体の患者数の減少、急なケガの縫合処置などが減少していると考えます。これにつきましても医師増員を検討し対応したいと考えております。しかしながら患者さんの待ち時間は格段に短縮しております。
手術については軒並み増えておりますが、もちろんそうなると希望通りの結果にならなかったり、合併症などをきたしたりしダウンタイムに思ったよりも時間を要したり、ご迷惑をおかけすることも比例して増えていることも正直なところです。これまでの知識と技術を駆使ししてできる限りリカバリーをして通っていただける限りは少しでも満足していただけるように努力したいと思います。
昨年はいろいろとご迷惑をおかけしました。2025年は心機一転、ますます頑張りますので今後とも、宜しくお願い致します。
院長 東盛貴光